2022.12.18
100年後の子供たちにも恵みの多い海を守りたい。
豊岡鞄は「Product for the Blue」に参画し、廃棄される漁網再生生地を利用した鞄を送り出しています。
・海洋環境の現状
いま、世界中で大きな問題となっている海洋プラスチックごみ。
世界全体で年間約800万トン、日本国内からは2~6万トン発生していると推計されています。
また、日本の海岸に漂着している海洋ごみ(人工物)のうち、
漁網・ロープが容積ベースで2.6割を占めています。(2016年・環境省、国内10地点での漂着ごみ調査)
海に流出するこれらのプラスチックごみは海の汚染だけではなく、
海の生態系にも大きな影響を及ぼしており、
この状況が続けば海洋環境とヒトとの持続的な関わりが破綻してしまいます。
・海洋ゴミを減らし、未来に綺麗な海をつなぐ資源循環の為の取り組み
この問題を早急に解決するべく、
産官学民一体となったオールジャパンでの海洋ごみ対策のモデル構築を目指す
「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」を推進する日本財団が、
企業間連携プラットフォーム「ALLIANCE FOR THE BLUE」を結成。
第1弾の取り組みとして、廃漁網のアップサイクル事業を開始しました。
それが、豊岡鞄が取り組む漁網再生素材のバッグ。
「Product for the Blue」は、”廃棄される漁網再生生地を利用し、
付加価値をつけて製品として生まれ変わらせるリサイクルを行う”、
ALLIANCE FOR THE BLUEの取り組みの一つです。
*売上の一部を、一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEに寄付いたします。
・漁網の素材とは
北海道の道東エリアで回収した廃棄漁網を活用し、
ごみの分別や洗浄などを経て、原料となる再生ペレットを製造。
漁網再生材料REAMIDE(リアミド)繊維で織り上げた生地を使用することで、
環境へのやさしさを考慮し新しいスタイルで社会的課題を解決します。