株式会社木和田正昭商店が取り組むエシカルな取り組み
〜海の恵みと暮らすまち”豊岡で生まれた豊岡鞄〜
100年後の子供たちにも恵みの多い海を守りたい。
豊岡鞄は「Product for the Blue」に参画し、
廃棄される漁網再生生地を利用した鞄を送り出します。
海洋環境の現状
いま、世界中で大きな問題となっている海洋プラスチックごみ。
世界全体で年間約800万トン、日本国内からは2~6万トン発生していると推計されています。
また、日本の海岸に漂着している海洋ごみ(人工物)のうち、漁網・ロープが容積ベースで2.6割を
占めています。(2016年・環境省、国内10地点での漂着ごみ調査)
海に流出するこれらのプラスチックごみは海の汚染だけではなく、海の生態系にも大きな影響を
及ぼしており、この状況が続けば海洋環境とヒトとの持続的な関わりが破綻してしまいます。
海洋ゴミを減らし、未来に綺麗な海をつなぐ資源循環の為の取り組み
この問題を早急に解決するべく、産官学民一体となったオールジャパンでの海洋ごみ対策のモデ
ル構築を目指す「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」を推進する日本財団が、
企業間連携プラットフォーム「ALLIANCE FOR THE BLUE」を結成。第1弾の取り組みとして、
廃漁網のアップサイクル事業を開始しました。それが、豊岡鞄が取り組む漁網再生素材のバッグ。
「Product for the Blue」は、”廃棄される漁網再生生地を利用し、付加価値をつけて製品として
生まれ変わらせるリサイクルを行う”、ALLIANCE FOR THE BLUEの取り組みの一つです。

*売上の一部を、一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEに寄付いたします。

漁網の素材とは
北海道の道東エリアで回収した廃棄漁網を活用し、
ごみの分別や洗浄などを経て、原料となる再生ペレットを製造。
漁網再生材料REAMIDE(リアミド)繊維で織り上げた生地を
使用することで、環境へのやさしさを考慮し新しいスタイルで
社会的課題を解決します。
環境配慮した素材を導入
東レの登録商標「ultrasuede®」は、
最先端の繊維技術を駆使した高感度・高機能スエード調人工皮革で
リサイクルPETを使用したサステナブル素材です。
その生地の中でも、厚手でふくらみ感があり、
フォルムが美しい「Extra Rich」をセレクトして商品に使用しています
他にも、WALKABOUTWashableToteシリーズに使用している
「ALBERTON®」25OZNUMBERS DUCKは、綿100%の生地で、
環境に負担を与える染色を施さず生成りのままの生地です。
また、汚れても繰り返し洗ってご使用いただけるので長くご使用いただけます。
リサイクルPETを使用した素材
ウォッシャブル素材の商品
アフターフォローサービスで長く使ってもらえるように
購入いただいた鞄を可能な限り修理対応をいたします。
末永く愛用していただくことで「無駄な生産、消費を抑える」ことに繋がり、
「サステナビリティ」につながります。
伝統産業を守るための取り組み
奈良時代の柳細工をルーツとする豊岡の鞄産業。
千年もの間、数えきれない作り手が技術を磨き、伝統を受け継いできました。
豊岡鞄のものづくりの精神を未来に繋ぐため、産地全体で職人を育てています。
jaJapanese